猫を追うより皿を引け

日々ぼんやり考えていることを残します。

Caravan@日比谷野外大音楽堂 2016.10.1

HARVEST 9th Anniversary ~新月祭~
10/1(sat) 日比谷野外大音楽堂

 

横浜のTHUMSUPで初めてみた時、都会のオアシス感がはちきれそうになっていて、これは絶対野音でしょうと思ってからもう11年。Caravan 野音、なんと10回目の公演だそうです。
雨男と晴れ男が攻防しているような厚い雲に覆われた夕刻。ステージに現れて、大きく手を広げ空を見上げただけで、どうも神々しい気持ちになるのはなぜか。最近、小さなフェスでも欠かさない『サンティアゴの道』で幕が開けました。メジャーを離れ、CDショップでの流通をやめ、彼はこの曲にある「巡礼のような毎日です」を続けています。そして、1年の終着地野音に毎年沢山の人が集まっている。わからないけど、私はCaravanの音楽に身を委ねると「許されていく」感じがするんですよね。この世の中で一番贅沢な娯楽は人を許すことだ。みんなはどうなんだろう。
ミラーボール、虫の声、シンガロング、秋の風。踏ん張った空も含めて、今日があってよかったと思う夜でした。

行きつけの三茶の串揚げ屋の斎藤工的お兄ちゃんと前後の席でたまげた。乾杯。ここにくると、いつも沢山の大切な人たちに会える。

+++++
歪んだ世界もトビ方次第だよ さあもう一度その右手に気分屋のピースサイン
『Slow Flow』-2004年f:id:vinejive:20161002141821j:image